ちろる

ジャングル・ブックのちろるのレビュー・感想・評価

ジャングル・ブック(1967年製作の映画)
3.7
実写版を先に観ていたので、オリジナルのアニメーションを今更答え合わせのように観てみたら、内容が少し違っていて驚きました。

ディズニーランドの中で流れてる音楽で結構好きなのがこのジャングルブックの中に沢山あるくらい、実写版との違いはとにかくミュージカルとしての質が高い点。
痩せっぽちのモーグリがクネクネしながらバギーラとバルーと踊ったりするシーンが可愛くて楽しかった。

あくまでもモーグリがジャングル離れをする為の成長物語ですが、モーグリのことをものすごく大切に想うバギーラと、バルーの視点で観るとなんか切ない物語。

最後までわちゃわちゃした雰囲気だったのにもかかわらず、あの少女が歌いながら出てくるシーンだけはガラッと雰囲気が変わった。
動物の世界と人間の世界との境界線という意味なのだろうか?
なんかあっさりしてたけど、モーグリはまだ幼すぎて分からないのだろう、あの境界線を越えた事の重さを。

大人が観るのと、子どもが観るのではちょっと印象が違くなるかも?な作品でした。
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