感想に「かわいい」が乱立してる映画はいい映画!
の勢いで観に行きました。
結果、かわいい3、生意気7といったところでしょうか。
つっぱしり具合、欲望へのまっしぐら具合はかわいいけど、「今がいちばんかわいい時期ねー」はとうに過ぎており、やってることはまあまあ擁護できないレベルの悪質さ。最終的にちゃんと痛い目は見ている。
レトロでアメリカンな小物や美術がたまりません。見ているだけでわくわくします。
たまにぶっこまれる日本リスペクト。
大人こどもが絡んでるやつですね。
魔女を演じたアナリー・ティプトンさんがすばらしかったです。このテイストの映画だと下手したらホーム・アローンの泥棒たちのように愛すべきまぬけになってしまうけど、ちゃんと恐ろしかった。Tシャツにデニムなカジュアルスタイルにしてこの美貌、この貫禄。魔女なのに物理も強い。素敵でした。
アリスちゃんがどーしてもかわいく思えず、基本むすっとしてて意地っ張りで、あんまり好きになれなかったんですが、最後さっぱりした後の笑顔がとてもチャーミングで一瞬で好きになりました。
一瞬パイ作りブームがきてたので、他人事とは思えぬテーマ!わたしもブルーベリーパイが食べたい作りたい
あんなふうに砂糖を最後にじゃらっとかけるのがだいぶ新鮮。お母様の食し方も新鮮!あんな真ん中からずぶっといくかな?!
【以下観た人と語らいたい内容】(ネタバレあり)
ゲームをやりたい子どもたちを知り尽くしたママの対策があっぱれ。
小さい頃にコンセントやらメモリーカードやらを隠されて見つけての攻防を母親と繰り返していた自分にとってはどちらの気持ちもわかってしまう。テレビにパスワードはかなりいい手およびいやな手だと思います。
外で元気に遊び回ってほしいママの願いは想像以上に現実になったわけだけど、ふつうならというか、大人としては「ゲームなんかより現実のほうがずっとスリリングね!」みたいな展開を期待するところ、わりとかなりなピンチになってすらも「ゲームやりたい」と言わしめる人間の技術力に脱帽します。
最後までぶれない!!