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『ライダーズ』に投稿された感想・評価

トーク用のメモです。
ご来場いただいた方、ありがとうございました!

■①ユーゴ内戦
1999年春 ユーゴ内戦を想起

~十日間戦争 スロヴェニアは独立戦争が泥沼化したわけではない

パルチザン映画というジャンル
内戦の傷跡を扱った作品
→"ユーゴ映画"は戦争と常に密接に結びついてきた

例:
・パルチザン映画
『ネレトバの戦い』1969年 ヴェイコ・ブライーチ セルゲイ・ボンダルチュク、オーソン・ウェルズ、クルト・ユルゲンス、ユル・ブリンナーなど参加
・最近の映画
『ビフォア・ザ・レイン』(マケドニア)
『灼熱』(クロアチア)
『アイダよ、何処へ?』(ボスニア)
『私たちの世界』(コソボ) ルアナ・バイラミ

戦争に関係ある?と観客に思わせて、実はとても関係ある


■②編集の速さ
この手のテーマの作品は作品の遅さと社会や人生の停滞を重ね合わせることが多いけど、この映画はめちゃくちゃ早い
・ボスが呼んでる→次のカットではもう外に出てる
・ペテルが工具を投げる→次のカットではペテルがバイクで走り去る
・酒飲もうぜ→次のカットで翌朝

例:コルネリウ・ポルンボユ『Police, Adjective』

※編集はマチク・ドラクリッチ


■③ユーゴ諸国を横断するロードムービー
・アート映画の範囲内でユーゴ諸国を横断する作品は少ない
・特にユーゴスラビア時代は各国に一つの撮影スタジオが独立してあった、最近も共同出資などはあるけど移動する作品はほぼないのではないか
・道中の牧歌的な風景から故郷を思い出す

スロベニア イタリア、オーストリア、ハンガリー、クロアチアと接してる 海あり
 ・オーストリア=ハンガリー帝国時代はオーストリア領だった
 ・経済水準が高い
 ・イタリアの隣=カトリックが多い
→目は他のユーゴ諸国よりも北や西側に向きがち
 例:フランチシェク・チャープの招聘、ボシュチャン・フラドニクのフランス留学

スロベニア発で南に視点が向いた作品である

コペルでいいじゃん スロベニアの港湾都市
リュブリャナ→スプリト(クロアチア南部) 車で5時間
リュブリャナ→メジュゴリエ(ボスニア南部) 車で6時間

■①②③結論
汎ユーゴ的な思想は別の意味で国境を無意味化する試み? ※EUに加盟したら国境も税関もなくなるんだ


■二人の主人公:対称的な存在、共依存関係
トマシュ 母親に従順=キリスト教もその影響 大人になることを選んだ
アントン 親に反抗する 子供でいることを選んだ
→お互いの関係にも現れている
 manuplativeな点で、アントンとトマシュ母親は似てる

 ※のちに23歳と判明 高校生くらいと思ってた
 ※田舎の方言も演出してるらしい

アントンはクラブに入る トマシュは入らない
トマシュはバイククラブに入る アントンは入らない
 クラブ:同年代
 バイククラブ:親世代

二人はそれぞれが欲する理解者を得る
 トマシュは同年代の逃げ出した修道女アナ
 アントンは自分を理解してくれる"父親"ペテル

cf)『大丈夫と約束して』 田舎の学生たち 他に同年代で遊ぶ人が居ないから友達やってる

■キリスト教
キリスト教的モチーフに溢れてる
冒頭の夢 丘の上にマリア様?
 カエルの死体 モーセの試練
 ペテル 最初の使徒

メジュゴリエの聖母 1981年から現在に至るまで聖母マリアが出現していると主張している人が何度か出現する街
 トマシュはマリアを夢の中で見て旅立ちを決意する

神父によるバイクへの祝福→シュニッツェルに絞るレモン
この旅はトマシュの意識をキリスト教=母親から剥がしていくような

メジュゴリエを目指す→マリアに会うため
 最終的にその女性がマリアではなくアナであったと気が付く


■現代スロヴェニア映画
2023年は年間11本 年間4本くらいの時期もあったので回復傾向

スロヴェニア スラヴォイ・ジジェク、ライバッハ

グレゴル・ボジッチ 『栗の森のものがたり』監督
 スロヴェニア映画界若手世代の台風の目になりつつある
 撮影監督↓
 ・『Oroslan』 編集者マチク・ドラクリッチが一緒
 ・『The Man Who Could Not Remain Silent』(2024年カンヌ短編パルム)の撮影監督

最新作『Tales of Fruits and Monsters』

スロベニアの映画製作者/植物学者と、日本の神経科学者が力を合わせて、20世紀半ばに書かれた珍しい農業に関する文書を研究する。その原稿は、ユーゴスラビアとイタリアの国境沿いにある小さな村の西洋梨の木について述べたもので、その木には時を超越する奇跡的な力があると信じられていた。

日本で円盤出てる:ダミアン・コゾレ 『スロベニアの娼婦』
ユーゴ以降のスロベニア映画史を支えた名優ペテル・ムセフスキ トラック運転手として登場、これが遺作
彼についてのドキュメンタリー『Pero』2023年
編集がマチク・ドラクリッチ
4.1
音楽よし、4人のキャラよし、物語の流れよし。飛び飛びのショットも良かった。アントンがティモシーとキアヌの若い頃を足した感じのイケメン顔で惚れた。
Terrra
3.7
モペットのバタバタしたエンジン音と風切り音、坂道登れないくらい非力なスピード感が心地よいロードムービー
アントンとベテルが追い越し追い越されを繰り返しながら心を通わせ始めるショットや、バイクを追って森の中に突っ込んでいくかと思いきや脇道に逸れたままのカットなど、カメラがのびのびと自由で素晴らしい☆