Tetsuya

ザ・クリエイター/創造者のTetsuyaのレビュー・感想・評価

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
3.7
AIが暴走しロサンゼルスで核爆弾を爆発させ、アメリカ政府はAI撲滅に乗り出す。
舞台が2060年代というのと、L.A.で核爆発が起きるという設定は、ターミネーター2思い出します。

一方東方(劇中ではニューアジア)ではAIと人類の共存が尊重され、アメリカとAIの存続を懸けた紛争に発展してしまう。

AIを殲滅するためにアメリカが巨額の費用を投じて作った空中ミサイル要塞「ノマド」。そのノマドの機能を止めるべく、AIの創造者が新たに生み出したデバイス。それは。。。

監督さんが「STAR WARS ローグワン」のギャレス・エドワード監督で、特撮映像がILM(Industrial Light & Magic)ということで、空気感がやはりSTAR WARSぽかった。

もともとVFX作家だったエドワーズ監督ならではの映像が、密度が濃くて素晴らしかったし、ベトナムやカンボジアなどのロケ地の映像と、ILMが生み出すSF映像とのコントラストはとてもハイブリッドで鮮烈でした。

しかしながらローグワンほどのドラマチック性は感じられなかったかなぁ。
登場人物の関係性の描き方が今一歩弱い。
まぁわかることはわかるけれど。。

映像だけなら劇場で見る価値充分の素晴らしい映像作品だと思います。
Tetsuya

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