このレビューはネタバレを含みます
TVコマーシャルの知識しかなく、鑑賞。
まあいろいろ既視感はある世界感とメカデザインだったけど、クオリティは高く、飽きずに鑑賞できました。
でも、突っ込みどころは満載。
アルフィーがジョシュアとマヤの子供の胎児をスキャンした成長するAIで、かつ、機械を遠隔操作する特殊能力をを持つ、と言う設定が複雑で盛り込みすぎて、それを咀嚼する前に、怒涛のアクションが続いてあっという間に終わってしまいました。
ジョシュアに感情移入できる時間もありませんでした。アルフィーに父性を感じられるものなのかな？
ノマドがアルフィーを恐れる理由が成長するAIであることか、特殊能力ことなのか良くわからなかった。
遠隔操作は短い距離しかできないっぽいし、成長するAIであることが問題なら、AKIRAっぽく封印（AKIRAよりけっこう緩い）するより壊しておけばよかったのに、扱いが中途半端で…。
ジェラシックパークのＴレックスを想起させるように森の木々を揺るがしながら現れたのが、大きな戦車でがっかり。ここは絶望感を感じるほどの巨大な人型兵器でしょ。
AIロボットの皆さん、複雑で精密な構造の頭部のメカは面白いデザインだったけど、終始それがむき出しで、アジアの泥水や土ぼこりの農村で、故障しないかと、そればかりが気になりました。
せめて、ゴム製のスキンをかぶるとか、ターミネーターのようにシンプルなデザインなら安心してみることができました。
ハウエルおばさん、ノマドまでジョシュアを追っかけてきて欲しかったかな…
以上です。
