このレビューはネタバレを含みます
原作未読
「なぜ?」「なんで?」が印象に残る作品。
蛙が大海を知って初めて井の存在に気づく感じ。
新しい価値観に出会った時、自分の中に居座る考えの枠に入れて咀嚼するのか、新しく更新させるのか。大人になるってことはそれを繰り返していくんだよって言いたいのかなと考察。
価値観の折衝をテーマにしてるからか、登場人物一人一人の考えが生み出すイメージを誇張して表現していると感じた。映像がアウトプットだから仕方ないけど、モロに「こういう風に感じてください」を受けすぎて途中しんどくなった。
あくまで演出が合わなかったというだけで、日常を対話で紡ぐテーマが好きな方はささりそう。
夏帆さんの演技が圧巻でもうそれだけで観てよかった…と思える。「長年の親友」という文脈を演技で埋める様子が素晴らしかったです。
また原作読んだら印象が変わる作品なんだろうなと!思いました!