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“敵”の子どもたちのsnatchのレビュー・感想・評価

“敵”の子どもたち(2021年製作の映画)
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世界にはこんな問題も…
内容に触れています

イスラム教に入信しISIS(イスラム国)の戦闘員と結婚したスウェーデン女性。でも夫婦はシリアでの掃討作戦で死亡、7人の子供たちが残され難民キャンプにいる
女性の父であるパトリシオさんは孫たちを自国へ連れて来させたいと願いシリアへ…

この難民キャンプにスウェーデン人の血をひく子どもたちは、この7人を合わせて80人いるというのに驚いた。他の国々とのハーフの子供も合わせたらもっといるのだろう…

パトリシオさんは孫たちに罪はない、憎しみの連鎖が始まる前に連れ出したいと話す。が、スウェーデン政府からは自国民とは認めるのは難しいからシリア政府等との交渉も進まず…またマスコミ報道を見て、SNSでもシリアから帰ってくるなと批判に晒される

初めて知る事実ばかりだった
ドキュメンタリーの構成としては、ほぼ結果待ちの時間が多く起伏が作りにくいから集中して観ているのは少々つらい

7人の子供が登場し、パトリシオさんの別れた妻で、娘と一緒にイスラム教に入信した妻が登場してからの騒動が1番起伏あった…妻は1ミリも引かない。娘の希望通りイスラム教徒としてここで孫たちを育てたいと。絶対歩み寄らない、分かり合えない…

今、スウェーデンで子供達は里親の元で育てられているそうです。爺ちゃんと時々会って元気に育って欲しい!
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