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オリバー・ツイストのsnatchのレビュー・感想・評価

オリバー・ツイスト(2005年製作の映画)
3.7
オリバー少年ってこんなにハードな体験するんだ!😮折れ線グラフにしたら、幸福度と黒い沼への引きずり込まれ度の高低差が甚だ激しい😱わずか10歳ぐらいの子があれされてああなってしまって更にまたああなるとは…

英国のこの有名な小説はディケンズの27歳の作品なんですね。産業革命下の貧困に喘ぐ下層階級を描いています。ディケンズの父親は海軍の会計士だったのですが、両親の浪費癖で一家で監獄に収容されたり😨学校にもろくに通えなかったそうです😔

当時の養護院の子どもへの扱いが百把一からげみたいで酷すぎリアルです…外に出ても女子どもを使って荒稼ぎしている大人しか孤児の彼らを気に留めない。お手本となる大人はいない。やたら「絞首刑」も連呼されます⇦絞首刑公開の時代😱
そんな暗黒世界でもオリバーは自分を拾ってくれた子どもスリ集団の親玉👻見た目妖怪ベン・キングズレーに心から感謝を捧げます。そのオリバーの無垢な瞳に映る醜い自分を見て、自分の良心を探す者もいます

そして、この映画、当時の再現へのこだわりが凄い‼︎ ポランスキーが外景を映像化すると「テス」でもそうでしたが西洋絵画と見紛う細かさ壮麗さ🥺当時のロンドンの喧騒 猥雑さも職人芸術🤩
これはスクリーンで観たかったな!
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