アカデミー賞外国語映画部門フランス代表。
ダイアン・クルーガー、ギヨーム・カネ、ダニエル・ブリュール、ダニ－・ブーン共演。
第一次対戦フランス、イギリス、ドイツが攻撃し合う戦下のフランスでのクリスマスの出来事。実話に基づくとのこと。
欧米人にとってクリスマスがいかに大切であるかということもそうだけど、こういうのを見ていると、現場ベースでは戦争止められるじゃん？と思うよね。
最前線の兵士たちだって本当は無意味な殺し合いなんかしたくないんだよね。
劇中にも何度か｢大義のため｣という言葉が出てくる。国や上層部の決定によってやってるだけなんだよね。だからやってます感を出さなきゃいけなかったんだな。
戦場とは思えないフレンドリーな数日間。まるで試合の合間みたいだった。
お互いに労いながら、終わったときのことを考える。
どーせウチが勝つとか言っちゃう場面もあったが、それすら雑談の一部もしくはスポーツの休憩中のように思えるシーンだった。
なんのための戦争なんだと考えちゃう。戦争は結局国の上層部の意地の張り合いに現場がつきあわされてる部分もあったんじゃないかと思ったわ。
つかの間の休戦、なこやかな雰囲気だったがダニ－・ブーン演じるフランス兵の悲劇を目にしてここは戦場のだったと我に返った。
