「サイレント」の風間さん、監督するんだ…しかも青春もの、音楽業界もの、しかもJO1の子主演なんだぁ…！！✨とキラキラ系を想像していた私が悪かった。
サイレントもラストにかけての暗さが非常に苦手だった。サイレント、なんせスピッツと音楽センスがよかったのでちょっとそのこと忘れてた。笑
全体的におしゃれだが、陰気です。邦画の青春ものあるある。だけどこの仄かな暗さが、非常にらしいっちゃあらしいし、決して面白くないわけではない。風間さん独特の画だなぁと思う。
ヒロインもわりと突拍子がないが、主人公がとにかく孤独な青年。孤独で陰気だが、放っておけない。
ウシオが勝手にファンになり、勝手に好きになり、勝手に妬いて、勝手にいなくなる。そんな彼女メンヘラ製造機な天才キヨスミ。
桜田ひよりちゃん、メンヘラな彼女をうまく演じていた。ショートパンツにシアーシャツな格好がとても似合う。
キヨスミ役の川西くんはいかっにも風間さんが好きそうな男の子だなぁと(とはいっても目黒蓮くんしか知らないが)。
陰気で、孤独で、コミュ障。だけど放っておけない。気になる。ずっと。私が見てあげなきゃ、と思ってしまう。川西くんはアイドルのキラキラ封印で、真っ暗な部屋でカタカタやる姿が異常に似合う。
映画あるあるとはいえ、不思議な金銭感覚に少し疑問はあるが(バイトのウェイトレスでなぜあの広さのマンション借りれるのか？下の階でクレーム連続だったのになぜウシオの部屋ではクレーム起きないのか？とか、ね…ま、いいんだけど)
みんな籠の鳥じゃいられない。特に天才型は。
大物プロデューサー役のテイ龍進さんが異様なオーラ。
