ShojiTaniguchi

パラダイス 人生の値段のShojiTaniguchiのレビュー・感想・評価

パラダイス 人生の値段(2023年製作の映画)
2.7
寿命を他人と交換できる技術が発明され、持てる者と持たざる者の軋轢に歯止めが効かなくなり…という設定の脚本だった。
似たような設定の終始トンチキなSF映画が少し前にあったなと思い出したが、そちらとは良くも悪くも導入部分以降の話の運びが全然違った。
制作者達がやりたかったこと伝えたいことは何となく理解できつつ、主人公とその妻の行動原理というか心理が中盤ぐらいから二転三転して、わちゃくちゃな感じで結末に至るので、映画のトーンはシリアスなのに、自分としてはいやそうはならんやろと思って笑ってしまった。
画づくりに派手さや斬新さはないが、オーソドックスながら堅実なカメラワークやレイアウトで、ストレスなく観られた。
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