ShojiTaniguchiさんの映画レビュー・感想・評価

ShojiTaniguchi

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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

製作が発表されて以来、公開日を楽しみに待ちわびていたので、公開初日に観賞した。
端的に形容するならば、20世紀FOXが製作・配給していた時代のMARVELヒーロー映画作品群への、ブラックジョークと血反
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

2.4

「キングスマン」シリーズにてスパイ映画という伝統的なジャンルに新しい風を吹かせたマシュー・ヴォーン監督による、色々な意味で斬新なスパイ映画。
マシュー・ヴォーン監督の作品はどれも見どころがあって好きだ
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.3

オーストラリア出身のジョージ・ミラー監督が手掛ける伝説的映画シリーズの1篇で、アカデミー賞にて大旋風を巻き起こし多数受賞した「マッドマックス 怒りのデス・ロード (2016)」の前日譚に位置する作品。>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.4

巨匠マーティン・スコセッシが手掛けた、同タイトルの小説を原作とするミステリー映画。
主演のレオナルド・ディカプリオをはじめ、その相棒役のマーク・ラファロ、医師役のベン・キングズレーほか、名俳優達が多数
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.6

ルパート・ワイアットやマット・リーヴスが監督を担ったリブートシリーズの3部作がとても面白かったので、その続篇かつ新シリーズの1作目となる今作を期待半分、不安半分で観賞した。

鑑賞前に気になっていた点
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

2.5

アイヴァン・ライトマンが手掛けた80年代の有名映画シリーズを、その息子であるジェイソン・ライトマンが直接的続篇として復活させた新シリーズの2作目で、前作にて脚本・監督を担ったジェイソンは、今作では脚本>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

5.0

「大友克洋以前 / 以後」という言われ方もあるほどの偉人でもある漫画家の大友克洋が、自身の漫画作品をもとに製作したアニメーション映画。
自分にとっては、この映画の公開当時や漫画の連載当時に多大な影響を
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世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011年製作の映画)

2.6

地球外生命体による世界各国の主要都市への侵略が突如同時に開始され、惑星規模の戦争が発生するという設定でありながら、タイトルにもあるように、ロサンゼルスを舞台とした戦闘に限定し徹底的に描くという、かなり>>続きを読む

ファイナル・インパクト(2022年製作の映画)

3.1

日本に住んでいると観られる機会があまり多くないロシア製作の映画で、流星群の衝突によって甚大なダメージを受ける地上の人々および主人公の女性と、宇宙ステーションで働いているその父を中心に描くディザスターパ>>続きを読む

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

1.7

往年の個性豊かなアクションスター達が集結し、ド派手で豪快なバトルを繰り広げる映画シリーズの第4作目。
シリーズの仕掛け人であるシルヴェスター・スタローンは今作にもチームのリーダー役で出演しているが助演
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(2023年製作の映画)

3.5

羽柴秀吉・織田信長・徳川家康といった日本の歴史に大きく名を残す人物達を中心とした時代劇映画で、監督の北野武がかつて手掛けた「座頭市」がとても面白かったので、期待して観賞した。

「本能寺の変」という大
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まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人(2018年製作の映画)

4.4

アメリカで実際に起きた前代未聞の事件について、当事者や関係者達の証言と実際に記録として残る写真やビデオを組み合わせる形で語られていくドキュメンタリー作品。

ある男性がとあるきっかけで出会うことになる
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

DC映画シリーズのひとつで、同シリーズのヒーローのひとり、超高速で移動できるフラッシュを主人公とする作品。
初鑑賞時には色々気になるところもありつつ面白いと感じたので、再鑑賞した。

不幸な事件に巻き
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マスターズ・オブ・ホラー(2018年製作の映画)

2.1

短篇×5話と、メタ的にそれらを鑑賞することになる人々を描くオムニバス形式のホラー映画で、同様形式の名作「トワイライトゾーン」やキャッチーなキャラクターで有名な「グレムリン」を手掛けたジョー・ダンテ監督>>続きを読む

VESPER/ヴェスパー(2022年製作の映画)

3.2

リトアニア・フランス・ベルギーの3カ国で製作されたというSF映画で、映画好きな人達からの前評判がとても高く、予告篇も興味をひきつける内容だったので、期待しつつ鑑賞した。

生態系が破壊されてしまった地
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バトルシップ(2012年製作の映画)

3.0

ユニバーサル映画の100周年を記念して製作された、様々な文脈で映画の歴史に残るであろうSF大作。
G.I.ジョーやトランスフォーマー等の超有名ブランドを持つ玩具メーカー、ハズブロ社のボードゲームが原作
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エクスティンクション 地球奪還(2018年製作の映画)

3.3

NETFLIX配給のSF映画で、主演を務めるマイケル・ペーニャのファンなので鑑賞した。

地球外から謎の異星人達が襲来し大惨事が起きる悪夢を何度も観ることに悩まされていた主人公だったが、それが現実に起
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シグナル(2014年製作の映画)

2.9

SF的な展開を想像させるサムネイル (扉絵) が気になり鑑賞した。

映画序盤は若者3人 (うち2人は恋人の関係) のロードムービーといったトーンで、派手だったりケレン味を感じる画はないが、丁寧で上質
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

2.1

自分が北海道出身で札幌にも住んでいたことがあり、1作目・2作目ともになかなか面白かったので3作目のこちらも観賞した。

探偵ものというジャンルは変わらずだけれど、1・2作目を手掛けた橋本一監督から吉田
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探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

3.9

自分が北海道出身で札幌にも住んでいたことがあり、1作目がなかなか心に残ったのでこちらの2作目も観賞した。

ジャンルは前作に続いての探偵もので、主人公のモノローグが要所で挟まれる形のハードボイルドなト
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探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

3.6

自分が北海道出身で札幌にも住んでいたことがあり、ススキノを舞台にしたこの映画に興味が湧いたので観賞した。

ジャンルとしてはタイトル通り探偵もので、旧き良きハードボイルドな演出を踏襲しながら、コメディ
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アトラス(2024年製作の映画)

2.8

人類に対するAIの反乱が起きた未来、その主導者を捉えるミッションに参加することになったデータアナリストを主人公にしたSFアクション。
NETFLIX映画ということもあり、湯水のごとく製作費が使われたで
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第9地区(2009年製作の映画)

4.7

自分が最も注目している映画監督のひとり、ニール・ブロムカンプの長編映画デビュー作で、何度も観返すほど大好きな作品。
ニール監督の自主制作SF短篇の世界観設定がベースになっていて、ピーター・ジャクソンに
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

2.7

ある理由によりコカインを大量に摂取しハイになってしまった熊が人々を襲う… という、単純明快なパニックホラー。
「事実に基づく物語」という提示があり、実際に1985年の米国で熊がコカインを摂取した事件が
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ダークシティ(1998年製作の映画)

4.5

「アイ・ロボット」や「ノウイング」といった、極めて通好みなSF映画を手掛けてきているアレックス・プロヤス監督の1998年の作品で、大好きな映画なので久しぶりに再鑑賞した。

SF的な設定があることは物
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

2.5

大災害によって世界が壊滅した中、唯一崩壊せず残ったアパートの人々はどう生きていくのかという、ポストアポカリプスなサバイバルをテーマにした作品。
韓国映画の近年のレベルの高さには注目しているので、こちら
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WXIII 機動警察パトレイバー(2001年製作の映画)

3.9

機動警察パトレイバーのアニメ映画版3作目で、押井守監督が手掛けた1・2作目と比較すると注目が集まりにくいが、脚本と演出がとても繊細かつ丁寧で、ひとつの物語として完成度が高い作品になっていると感じた。>>続きを読む

迷宮物語(1987年製作の映画)

4.4

日本を代表するアニメーション作家といっても過言ではないであろう、りんたろう・川尻善昭・大友克洋が監督を担ったオムニバス形式のアニメ映画で、遠い昔に観賞したおぼろげな記憶があったが、あらためてしっかり観>>続きを読む

ゴシカ(2003年製作の映画)

2.8

ずっと昔に知人からおすすめしてもらったが観賞できていなかったので、観賞してみた。
刑務所で臨床心理士として働く女性を主人公にしたサスペンスホラーの佳作といった印象だった。

出演する俳優達は主演のハル
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.3

山崎貴監督が手掛けた作品でこれまで観賞してきたものについては、学芸会レベルの俳優達の演技、センス皆無なカメラワーク、陳腐極まる過剰で安直な劇伴の当て方、洗練とは程遠い脚本、直近でヒットしたハリウッド映>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.5

容赦ない残虐描写に定評 (?) のあるイーライ・ロス監督の作品で、クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスの2監督が中心となって製作された「グラインドハウス」というアンソロジー映画に含まれて>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

1.8

新感覚かつ大ヒットしたホラー映画という評判を事前に知っていたこともあり期待して観賞したが、何だか自分の感覚とは色々合わない部分が多く、うーんという読後感が残ってしまった。

監督はオーストラリアの双子
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REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

3.2

ザック・スナイダー監督作品のファンなので、前篇を観賞した時に感じた、世界観・演出・キャラクターに対する既視感と不安を払拭してくれることを期待して、公開初日に観賞した。

黒澤明の「七人の侍」に強くイン
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フォーガットン(2004年製作の映画)

3.1

数あるハリウッド映画の中で、良くも悪くも想定外の展開や種明かしがある作品として話題にあがることが多いこの映画を、そろそろ自分も観てみようという気持ちで観賞してみた。

不幸な事故で子を失くし精神不安定
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

2.2

MARVEL関連作品でありながら、Disneyが展開するMCU (Marvel Cinematic Universe) ではなく、SONY配給のSSU (Sony's Spider-Man Unive>>続きを読む

ママは世直しヒーロー(2020年製作の映画)

1.6

NETFLIXオリジナルの映画の多くには良い意味でのB級感があり、気楽に観られそうな映画をと思い観賞したが、主に悪い意味で期待を裏切られた作品だった。

経済的に楽ではないながらも愛する家族と慎ましく
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