えちぜん

リアリティのえちぜんのレビュー・感想・評価

リアリティ(2023年製作の映画)
3.8
リアルタイム進行のさっくり感&緊迫感というサスペンスと、機密情報の漏洩という社会派をドッキングした、新しいジャンルの映画かもしれない。いや、脚本=尋問の録音記録の忠実な再現というのもこれまた新しい。

それらが単なる実験的試みにとどまらず、作品としても面白い。主演リアリティの表情が笑顔と緊張を幾度も往復しながら段々と崩壊していく恐ろしさ。FBIの緊張と緩和を使い分ける(時には相棒との役割すら使い分ける)尋問のテクニック。80分で、ゆっくりと締め殺される気分になる。

映画の表現方法にはまだまだ可能性があるんだね( ͡° ͜ʖ ͡°)
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