りぃ

サウンド・オブ・フリーダムのりぃのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

子供たちは誰の売り物でもない。児童人身売買と言う国際的犯罪を担当するDHS捜査官のティムは、奇跡的に数人の子供を助けることは出来ても根本的組織解体に挑めず胸を痛めていた。実在の捜査官を俳優自身も取材し撮られた問題提起作品。

画自体はとてもきれいに作ってあるので、別の物を求めている方には物足りないと思う。ホラーやサスペンスを観ない層向けにつくられていると思うので仕方がない。直接的、グロいものだと直近で『キリング・アイランド』(2024)『スモールワールド』(2021)『闇の子供たち』(2008)等がおすすめ。これらの作品も実際に起こっている事件だと悲痛に訴えている。血塗れ映画でもよく出て来る国際的な事案、何も出来ずとも大人が知ると言うことだけで何かが変わって来るといいが。
必ず観るべきだと言いつつ遅くなってしまった。画面的にも、もっと踏み込んでも良かったのではないかと思う。実話と言うだけでも苦しいし、これ以上ダークに撮っては観る人が少なくなってしまうから仕方がないのか。しかし世界に訴えるにはまだまだ足りない!ロリペドには死を!!
りぃ

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