皿鉢小鉢てんりしんり

座頭市兇状旅の皿鉢小鉢てんりしんりのレビュー・感想・評価

座頭市兇状旅(1963年製作の映画)
3.6
座頭市と対決したいがために、自分の女にしていたおたねを殺す蛾十郎、というなかなか壮絶なホモセクシャルが描かれるのだが、別のカップルの割とどうでもいいお話が絡んでいるので、肝心のおたねが斬られるシーンがめっちゃ地味。なんか遠くで倒れたな程度でもうちょっとなんとかならなかったのか……が、刀が折れてからのグサりと刺す展開はアガる。そして何より踊りながら去っていく勝新が最高すぎる。終わり方は群を抜いて良いかもしれない。単に背中写して終わりでも良いんだけど、こんだけシリーズあったら工夫回も欲しいわけで