アニマル泉

誉れの一番乗のアニマル泉のレビュー・感想・評価

誉れの一番乗(1926年製作の映画)
4.2
原題は「シャムロック大競馬」で「香りも高きケンタッキー」に続く競馬映画。今回は馬が次々と飛び越える障害物競馬だ。シーラ(ジャネット・ゲイナー)の登場は愛馬ロザリンと鮮やかな飛び越しだ。ニール(レスリー・フェントン)が売られそうになったロザリンをわざと失敗させて窮地を凌ぎ、自分の米国行きが決まると思わずロザリンでスポーツカーを鮮やかに飛び越して去っていく縦構図のショットが素晴らしい。シーラと愛馬ロザリンの会話も微笑ましい。
石垣で囲まれた木の下で奥には羊の群れを背景にシーラとニールが逢引きする場面、ニールが米国行きの前にシーラにプロポーズする場面とラストシーンの2回あるが、美しい場面だ。
クライマックスの大競馬はロザリンにまたがり疾走するニールの移動ショットが挿入される。
執事コン(j・ファレル・マクドナルド)がいぶし銀だ。ダチョウが料理されてしまう?恐怖の場面が可笑しい。黒人召使も印象的でフォードらしい。
ウィリアム・FOX サイレント映画。
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