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変な家のDKforceのレビュー・感想・評価

変な家(2024年製作の映画)
3.4
原作は未読です。予告のみ

この家、、なにかが「変」。
部屋の間取りがいくつか変なある物件が舞台となる本作。


怪談話?やホラーなテイスト話を配信するホラーYouTuber「雨穴」(※実在します)をモデルとして、主人公の雨宮(雨男)を演じるは間宮祥太郎。

ホラーYouTuberとして、一時期はバズったが、最近迷走してネタ切れになってる、YouTuberとして危ない状態の雨宮。

そろそろ危ないんでは?とイラ立ちと痛いところをつくマネージャー的な柳岡役は、Creepy NutsのDJ松永。

柳岡がそろそろ引っ越しを考えていて、優良物件を探している時に、いい物件を見つけたと話し始めるが、間取り図をみて奇妙な違和感をがあると言い出す。

キッチンにある奇妙なスペース。
もしかしたら、雨宮のネタになるかもしれないと、この物件を調べてくれないかとすすめる。

雨宮は、建築設計士である栗原(佐藤二朗)に間取り図をみてもらうことに。
ミステリー好きな栗原はその間取り図を見たあとに、、「私だったら、この物件を買うことはおすすめしません、やめておいたほうがいい」

奇妙な違和感は、キッチン横だけではなく、中央の子ども部屋の扉、窓がないことなどいくつもあることに気づく。

そこから導き出される予想は、刑務所みたいなまるで監禁部屋もしくは、、殺人用の部屋。と栗原は妄想を含めて話していた。

栗原と話しているときに、柳岡から電話が、、あの物件買わないことに決めた。と言われ、驚く雨宮。
物件近くの山にバラバラ死体があって、左手首が見つかってない殺人事件があったのだ。

また物件の情報を知る謎の女性柚希(川栄李奈)は、雨宮に物件と殺された夫が関与してると情報を伝える。

雨宮は、その真相に近づけるべく、じわじわとその物件の謎に少しずつ近づくのであった。

そして、展開から大きな闇の部分にまで届き、雨宮、栗原、柚希は恐ろしい真実にたどり着くというストーリー。

作品を観た後に原作を少し読んでみたが、冒頭から雨宮はフリーライターであったり、栗原は見た目全然違った笑。

ディズニー+で観れる「ガンニバル」に類似しているが、これはこれでホラー要素も楽しめた。

なにより栗原を演じた佐藤二朗が独特なキャラではあるが、ミステリー好きというだけあって、見事な推理力で雨宮をサポートするキャラがはまっててよかった。

柚希こと、川栄李奈もほぼすっぴんに近い状態で役になりきって、女優の成長を感じた。

そして、最後のある人物が表情といい、その仕事についてる理由が伏線回収されたことにぞくっと感じて、随所にビクッとする要素はもちろん、終わったと見せかけておいて最後にもホラーを楽しめる要素を入れていたのはよかった。

あきらかに「あ、これは来るだろうな」とはわかってても劇場ならではの音による演出は、迫力あるからピンポイントに劇場にいる人たちみんな同じ動きしてたなと笑😅
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