映画『パリ・ブレスト』
22歳で世界選手権チャンピオンに輝いた天才パティシエの自伝が基。
母親に育児放棄され、里親のもとへ。そこで食べるスイーツ。パティシエになると決める。しかし、人生スイーツのように甘くはいかない。
努力の甲斐あり、パリの高級レストランに見習いに。暮らす児童養護施設からは片道180キロ。ほぼレストランに泊まりながら努力するが、同僚に策略でクビになる。
主演のリアド・テュラールは、TikTokで6600万人のフォロワーを持つ映像クリエイターだそう。劇中のデザートはヤジッド本人が監修。
テンポいい。努力が大事というサクセス・ストーリー。
ラスト、えっ!そっちなん?と驚いた。
ヨーロッパの高級お店に行けば行くほど、味より見た目。料理は化学とばかりに演出してくる料理も多い。市場の片隅でシンプルな味付けを食べた方が美味しい。劇中に出てくるスイーツは見た目綺麗だけど、そそられない。
料理の美味さを伝えるのは、作る過程、そしてなにより音。『ポトフ』観て確信した。