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パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜のMALPASOのレビュー・感想・評価

3.2
映画『パリ・ブレスト』

22歳で世界選手権チャンピオンに輝いた天才パティシエの自伝が基。

母親に育児放棄され、里親のもとへ。そこで食べるスイーツ。パティシエになると決める。しかし、人生スイーツのように甘くはいかない。
努力の甲斐あり、パリの高級レストランに見習いに。暮らす児童養護施設からは片道180キロ。ほぼレストランに泊まりながら努力するが、同僚に策略でクビになる。

主演のリアド・テュラールは、TikTokで6600万人のフォロワーを持つ映像クリエイターだそう。劇中のデザートはヤジッド本人が監修。

テンポいい。努力が大事というサクセス・ストーリー。

ラスト、えっ!そっちなん?と驚いた。

ヨーロッパの高級お店に行けば行くほど、味より見た目。料理は化学とばかりに演出してくる料理も多い。市場の片隅でシンプルな味付けを食べた方が美味しい。劇中に出てくるスイーツは見た目綺麗だけど、そそられない。
料理の美味さを伝えるのは、作る過程、そしてなにより音。『ポトフ』観て確信した。
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