世界最高のパティシエを夢みるヤジッド(リアド・ベライシェ)の波乱万丈な半生を描く感動の実話物語🧁
育児放棄の母親の下、過酷な環境で過ごすも、優しい里親の家でのスイーツが自らの人生を変えることになろうとは🍩
映画は少年時代と青年時代とを交互に写しながら、ヤジッドの半生を紐解いていく。
少年時代からの努力もあってパリの高級レストランへの見習いとしてのチャンスの掴み方が凄い✨機転の利かし方や行動力がピカイチ！
優れたシェフや気にかけてくれる先輩、心許せる仲間との出会いによってその頭角を現していく。惜しむらくはそれぞれの関係性描写が薄く淡白な印象。もう少し丁寧に描いてたら後半カタルシスが生まれただろうに。
努力の重ね方が半端なくて、180km離れた場所へ通い野宿も厭わず、誰もいなくなった厨房でスイーツに向き合う姿は頭が下がる思いだ。
しかしそこはライバルひしめく戦場。ある出来事がきっかけで失意のドン底に💦
ドン底から這い上がるために取った行動も自分に自信がないとできなくて、背水の陣を敷くような手法はびっくりだったわ。
ただパティスリー世界選手権への出場が決まってからは少し単調でドラマチックなものではないように感じた。もう少し作る工程や他の国のスイーツも見せてくれていたらより感動のフィナーレとなったような気がする。
てかメインがスイーツじゃなくて氷の彫刻だったしな🧊笑 そこは実話なので仕方ないのかもだけど。
もちろん彼の成功と栄光は素晴らしくてパリ・ブレストは何としても食べてみたい😋
パリ・ブレストとは自転車レースを記念し車輪をイメージして作られたリング型のシュークリーム。ヤジッドの作るそれは独創的で芸術的。
最後に本人の写真と共にその後が語られたが、有言実行で周りに毒されることなく真摯にスイーツと向き合ってて素晴らしかった🧁
しかも坊主イケメン✨
