この作品を好きな人には申し訳ないが、自分のジョニデ作品の中でも本作はワーストに入る部類であった。
イタリアを訪れたアメリカ人旅行者(ジョニデ)が、謎の美女(アンジー)に翻弄され、知らないうちに巨大な事件と陰謀に巻き込まれていく。
ジョニデとアンジーの初共演ということで当初は期待してたのだが、フタをあけて驚き！！あまりのストーリーと登場キャラクターに一貫性がなく、ほぼ破綻しているかのようにも思え、ストーリー上でまずアンジーが冴えない男を選ぶという流れなのだが、ジョニデを選択した時点で既に違和感がありまくりの？それだけならまだしも、アンジー演じる謎の女スパイの行動理由があやふやで終始コントのような展開にほとほと呆れてしまい...途中からなんで、自分はこの作品を見ているんだろうかと思うほど、劇場で見た人は特になんで俺は私は1800円払ってこの作品を見ているんだろうかと嘆いたに違いない。それほどまでにキャストは最高なのにも関わらず、ジョニデとアンジーの極めて無駄使いな大金をかけて駄作を作ってしまった典型的なハリウッドの失敗作と言っても過言ではない。簡単にこの映画を説明するならば、ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーという二大スターのヴェネツィア観光旅行PR作品である。
