【恋と孤独で着飾っていた】
14歳でエルヴィス・プレスリーと恋に落ちた、元妻プリシラ・プレスリーの半生を実話を基にしたお話。
ソフィア・コッポラ監督の新作で、配給がA24ということで嬉々として映画館へ。
シネコンの中でも1番奥にある小さなシアターでお客さんも5人未満。
この映画、主演の『プリシラ』を可愛らしいな、たくましいなと思えないと成立しない映画で、ずっーとプレスリーがなぜこの人に惹かれたんだろうという、?が取れないまま観てしまった。
ケイリー・スピニーさん、全然知らない女優さんで可愛らしいんだけど、プレスリーを虜にするほどかと…。
大前提のそこでつまずいちゃったのと、構図や絵作りも瑞々しさに欠いたシーンばかりで、ソフィア・コッポラ監督ももう若くはないんだなという寂しい気持ちになってしまった。
パートナーのフェニックスの選曲も前ほどアガるわけでもなく、どこか精彩に欠けたようで。
うーむ。
そう考えると『ロスト・イン・トランスレーション』
https://filmarks.com/movies/15069/reviews/1382223 は、すべてのタイミングがピタリと合った奇跡のような映画だったんだろうなぁ。