ぴあ高校生だった

6月0日 アイヒマンが処刑された日のぴあ高校生だったのレビュー・感想・評価

3.0
(記録として)
 アイヒマンのイスラエルでの処刑に関する映画とのことだが、あまり本人の来歴や犯した罪について検証する場面はなかった。事後の亡骸の処理を請け負った会社で働いていた、とあるアラブ系の子供の成長と絡めて事実を描こうとしていた。
 ここで一つ重要なのは、ホロコーストを生き残ったユダヤ人の人々も、シオニズムによってアラブの地に建国し、多かれ少なかれ民族の上下関係を作りながら戦後処理がなされてきたということだろう。これは今現在のパレスチナ問題にも関連する重要な事象だと思う。