ルッコラ

密輸 1970のルッコラのレビュー・感想・評価

密輸 1970(2023年製作の映画)
4.0
アジア系の映画はそもそも見ないし、斜に構えて見ちゃうところがあるんだけど。
それでも面白かった。エンタメとしてとても良くできていた。
そこまでいろんな要素を入れ込むかという。キャクターの魅力とツイストのあるストーリーの勝利。

とにかくタランティーノぽさがすごい。キメのカットとか音楽の使い方がとてもタランティーノ。ただそれが生きてない。
この作品の一番の欠点でもあるんだけどとにかくくどくてチープ。それが良さになる作品もあるんだけどこれはホントに全編チープだった。予算の問題なのか狙ってなのかは分からないけど。
画面分割で駆け足で進むのとかもそうだけど、演出面は全面的に個人的にはうるさかった。

全然関係ないんだけど、トレマーズのあとに見て。
トレマーズもB級代表みたいな節があるけど、やっぱりちゃんと撮影している説得力はある。画面の満足度はとても高かっただけに、全て嘘っぽい今作がチープに見えてしまった。


3転4転して最終的にハッピーエンドでとてもいい。
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