肉鹿

ダム・マネー ウォール街を狙え!の肉鹿のレビュー・感想・評価

3.8
2020年。コロナ禍もあって業績低迷のゲーム小売り会社株を巡って屈強なヘッジファンドと小口個人投資家たちの攻防は、ついに国をも動かす事態となる———実話を基にした物語。

泣いた😭
全員が幸せになることが本質の個人株式投資を空売りによってゼロサムゲーム化したヘッジファンドに、ゼロサムゲームでやり返した個人投資家たちの姿は爽快感抜群!

難解な経済用語も多く出てくるけど株価の上下を絆の強さのようにした演出のおかげもあって生々しくお金を奪い合ういやらしさは薄く、それぞれの推定資産を出したりとことん貧富の差と向き合うエンタメ作品に。似たようなテーマの「マネーショート」より全然見やすい😆

2020年という特異だった時代のうねりも存分に感じれて、コロナ禍で貰えた給付金と株式投資をアプリゲームかのように変えた「ロビンフッド」のおかげもあり想像以上にカリスマ投資家になってしまった主人公がプレッシャーに耐えながら起こせた奇跡の物語としても意義深いです。同年大ヒットした「鬼滅の刃 無限列車編」の熱狂度がこの「ゲームストップ騒動」だと思ってればわかりやすいかも🤔

ただ株式投資の本質であるこの企業を応援したい強い気持ち!とかはまったく描かれないから、日本でいうハローマックみたいな存在のゲームストップのよさは完全無視!
投資の一喜一憂する怖さだけが曲解して伝わってしまいそうな作品になってるのがすこしもったいないし、ハローマックの消滅を救えなくて嘆いてる人はノスタルジー感じてしょんぼりしちゃうだろうからあんまりおすすめしない😂
肉鹿

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