倉持リネン

Chimeの倉持リネンのレビュー・感想・評価

Chime(2024年製作の映画)
3.5
🎬2024年劇場鑑賞95本目🎬

どんな映画か全く知らずに見に行って、見終わってもどんな映画か分からなかった。

色んな解釈ができる映画だと思うし、全く解釈しなくても良い映画なのかもしれない。

ただ、個人的には2回目の面接の後に主人公の後ろでナイフを振りかぶって止められた男を見て、妙にハッキリと「あっ!主人公の脳内だったのか!?今までの変なこと全部!」と思った。

そこまでのシーンはなんか分かんないけど奇妙な事が起きまくってるなという感じだったのだが、あのシーンは殺意を理性が止めてる様子の具現化にしか見えなかった。「インサイドヘッド」みたいな。

って事は、前半のふたつの事件も彼の脳内で起こった事なのか?死んだ2人は何を象徴するのか?多すぎる空き缶も本当はあんなに多くなくて、精神病んでるからあのように聴こえてるのか?さすがに面接は実際に起きた事だよな?……てか、チャイムって何?

とグルグル考えていた所で、脳内ではなく実際の"チャイム"が鳴る。それを聞いて外に出る主人公。その瞬間、雪崩込んでくる音、音、音……

正直、なんなんだよ!!と思うし、演出より役者の演技が前に出すぎてる部分も感じて

この短時間でめちゃくちゃに振り回されたという意味ではライド的な面白さはあった。
倉持リネン

倉持リネン