🎬2024年劇場鑑賞88本目🎬
今年は沢山映画館に行く年にしているので、毎年見ているしんちゃん映画も折角だから!と聖地・カスカベで鑑賞。
「過去作の良いとこの寄せ集め」だとか「恐竜はドラえもんの物だろ」だとか好き勝手言われてるのをいくつも目にしたけど、個人的にはかなり好印象だった!!
過去作に倣いつつ恐竜のリアルな作画など新しい要素も取り入れ、でも決して逸脱しすぎてもおらず見終わった感想は「クレしん映画観たな〜!」という感じだったので、それの何がダメなんだ?と私は思う。
正直去年の映画がクレしん映画の皮を被った全くの別物に感じた(3Dだからではなく、キャラクターのセリフや設定に違和感がありすぎた)ので余計に安心したというのもある。
細かいギャグもいちいち面白かったし、しんちゃんのよくある言い間違いに「アンミカ」が入ってたり若干最近の流行りを混ぜてきつつもやり過ぎない感じが原作っぽいセンスで良かった。
長寿アニメがぶつかる現代的なオブジェクトや時代の変化と上手く折り合いつけてるよなぁ。
特に笑ったのが敵の大ボスが金のネックレスつけた胡散臭いイベンターという設定、去年の敵キャラの非リア君と同じく現代の世の中を反映させているのだが、立場が真逆なので去年ほど重たい感じになっていなくて良かった。
あとは単純に、ギャグシーンがどれもかなり面白かった。
全然重要なシーンじゃないんだけど、サファリパークみたいな網状の車にかすかべ防衛隊が乗ってるシーンでしんのすけがボケて、車内のみんながズッコケた時にマサオが網に引っかかったの見て近くで見てた子供達がツボに入って大爆笑してたのが最高だった。
マサオの頭にウンコが乗ってるみたいな直球ギャグも声出るくらい笑えたし、当たり前のように1人(1匹)で散歩に行くシロとかもシュールで面白すぎたな……
モー娘のくだりは長すぎだろ!と思ったけど、あのシーン自体はカオスで面白かった。
さいたま育ちとして「温泉わくわく大決戦」を定期的に推してる(熊谷から春日部にロボが歩いてくる所とか、基地が大宮の地下にあるのとかヒロシが南銀に通ってるのとか面白すぎる)のだが、今年は都民がそれを味わえた年だったんじゃないかな。
やっぱり実際の地名が出てくるのは面白い。(埼玉でやるから細かすぎて面白いのではとも思うけど)
ただ、渋谷のシーンになった時「絶対に看板を面白くもじってくれてる筈!」と期待して看板に注視していたのだが、どれも一文字変えただけみたいな感じだったのが少し残念。サトーココノカドーみたいなやつやって欲しかったなぁ。