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ボブ・マーリー:ONE LOVEのシネオのレビュー・感想・評価

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
4.2
ミュージシャンの伝記映画は大好き!なんとなく知っていた史実や心情が浮き彫りにされるから。N.W.A.の「ストレイト・アウタ・コンプトン」や「ラバンバ」「シドアンドナンシー」「ELVIS」などなど....そして待望のボブ・マーリーONE LOVE !

ラスタファリズムという思想やアフリカとカリブ海島々の関係、ジャマイカ内戦などなど、曖昧だった知識がいろいろつながりましたよ。

音楽で革命を起こすことに費やした、36年という短すぎる生涯。ボブのたくさんの曲の歌詞を知ることができて感激です。苦悩や障害や家族への想いなど、色々ごちゃ混ぜになってラストはあの曲で号泣。

ブラッド・ピット率いるプランBの制作だから、ディティールもしっかりしてる。監修は実の長男だから、リアリティもすごい。ボブ役のキングズリーと妻役のラシャーナも、繊細な演技がサイコーでしたよ。1977年のロンドンのシーンで、あのバンドが出てきて嬉しかった。

生まれてからずっと平和だった僕たちには分からないけど、平和のために武器ではなく音楽で戦った人たちが確かにいたんだ。劇場で観るべき映画ですよ。ワンラブ!
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