Yoshishun

骸骨の踊りのYoshishunのレビュー・感想・評価

骸骨の踊り(1929年製作の映画)
3.5
ミッキーが活躍するようなやつとは別の、音楽を重視したシリー・シンフォニーシリーズ第一作。

評価付けようか迷いましたけど、一応付けさせていただきました。

タイトルの通り、人気の無い夜の森で、骸骨が踊ってる話です。序盤のフクロウから既に不気味な雰囲気プンプンで、白黒で更に不気味さが増しています。骸骨もディズニーだからって可愛いやつを期待すると、痛い目に遭います。うーん、普通に恐いです。骸骨以外のものも、棺桶だったりと死を連想させるものが多くて、完全に子供向きではないように思えます。

でもこの恐さのせいで誰も寄り付かない、骸骨の孤独感も伝わります。それを紛らわすために踊っているようにも見えてきます。劇中は音楽に合わせて楽しく踊っていますが、どうにも切なさが漂っています。これは骸骨に限ったことじゃなくて、周囲から煙たがられてるような人達の願望なのではないか、と思います。一緒に楽しくやろうじゃないか、と。


これがシリーシンフォニー第一作であることに深い意味が込められてるかもしれません。現時点では、そこまでは踏み込めませんが。
Yoshishun

Yoshishun