メドゥーサ デラックスのうにゃのネタバレレビュー・内容・結末

ポスタービジュアルに惹かれて観た。
色々と挑戦している作品だと思った。
芸術性というのか？万人受けはしなさそうな映画だった。

まず、あらすじの
「物語の舞台は年に一度のヘアコンテスト。開催直前、優勝候補と目されていたスター美容師・モスカが変死を遂げた。 担当のモデルが席を外したわずか数分のうちに、奇妙にも頭皮を切り取られた姿で発見されたのだ。」
から、猟奇的な殺人事件が起きてのミステリーだと思っていたら違う。
映画開始と共に、すでに事件が起こって警察が調べている状況だという事を知る。
頭皮を切り取られた死体は映らない。

そして、モデル達やヘアスタイリスト達の噂話や推理話の会話劇で物語は進んでいく。しかもワンカットだと思ったら疑似らしい。
冒頭の会話は口も悪いし性的でスキャンダラスな内容だったので、なんてこったと思った。

猟奇的な事件が起きたにも関わらず、1人で建物を自由に歩きまわるキャラクター達。私なら警察の側にいたいと思う。

アンジーがタバコを吸いに1人になる。
タバコの火がスプレーかけまくりの髪にとても近くて、危ないなぁと思っていたら案の定。頭が火事になる。
すると初登場の男性が消化器をかけ助けてくれる。火傷を負ったアンジーをかつぎ急いで歩く男性。
男性が信用できるか分からないのでハラハラしたが、男性は外に駐車していた救急車までアンジーを運んでくれた。
よかった。ハラハラしたのはそこだけ。

その後は、うーん。
そんな展開に落ち着くのか思った。
なんとなくギャスパー・ノエを思い出した。
そして、観終わった後に思い出すのはパブロ。可愛かった。