天豆てんまめ

きのうの夜は…の天豆てんまめのレビュー・感想・評価

きのうの夜は…(1986年製作の映画)
2.1
よくある青春同棲ラブストーリーだが、誰にでもありそうな普通の話をデム・ムーアとロブ・ロウ主演で、恋のトキメキと、現実共同生活の落差、、それをウジウジっとリアルに描いている。

ただ、デミ・ムーアの初期作品でこの頃からハスキーな声は変わらないが、雰囲気は可憐で初々しい。
後に女帝みたいな雰囲気になるのだが。

ロブ・ロウは、中途半端なプレイボーイで上司を喧嘩して休職するが、彼女はそれも許せず、仕事観、人生観、恋愛観ことごとく合わない。

人が出逢い、恋に落ち、SEXをし、付き合い、同棲し、別れる。それだけでドラマになるものだ。この作品の場合「きのうの夜は…」というタイトルのように一夜限りと付き合いの境目を越えていく辺りから、現実に勝てなそうな雰囲気が出ている。

別れた後、草野球のグランド脇で再会し、初対面のように見つめ合う2人の表情が印象的だ。