英雄でも悪魔でもない。
一人の矮小な男の物語。
妻と国に依存し過ぎたナポレオンがダサく映る。
PG-12だったけど、ゴア表現はR-15に相当すると思いましたの、映倫さん。
内容としては、フランス革命から事は始まり、ナポレオンが余生を全うするまで。
まぁそりゃ時代背景をしっかり頭に入れた方がクリアにストーリーへ没入できるだろうけど、「教養として知ってて当然」という突き放した感じではなく配慮が行き届いているからか、日本史専攻の私でも充分楽しめた。
トゥーロン攻囲戦や、アウステルリッツの戦い、ワーテルローの戦いなど、圧倒的なダイナミズムによって描かれる戦争シーンは、劇場で観る価値は大いにあるよ。
ただ映画通して思春期のお子さんに歴史を学ばせたい親御さんはナポレオンが定期的にパンパン…ｽﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾝ!してるから冷や汗かく。
注意。
