伊達巻

サンタクロースの眼は青い 4Kデジタルリマスター版の伊達巻のレビュー・感想・評価

4.4
危うさ含めて面白い、『わるい仲間』より画が落ち着いてて観やすかった。どさくさ紛れの極み、まだいける、まだいける、あこれでもいけるな、そして恐る恐る尻まで伸びる手。でも揉まない(ユスターシュ映画ってたぶん触れて終わるのがセオリーなんじゃないかとこれまでの3本を観て思った)。ジャンピエールレオの煙草の吸い方が死ぬほどカッコいい煙の残り方さえ完璧すぎる、歩きながら目にも止まらぬ速さでマッチに火つけて捨てるところなんか永遠に見返したい。普通にシケモク吸って「汚いよ」と言われて「キスとおんなじ」ってあんな顔で言えるのはレオ様くらいでしょう。いろいろと哀れだが、いろいろ無駄にカッコいい。「売春宿へ!」若さの郷愁だけとも言い難い、なんだか不気味な恍惚感があった
伊達巻

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