木蘭

ルー、パリで生まれた猫の木蘭のレビュー・感想・評価

ルー、パリで生まれた猫(2023年製作の映画)
3.2
 猫、猫可愛い・・・可愛い、たまらん・・・猫。それに尽きる映画。
(♡﹃♡)
 
 1931年に出版されたモーリス・ジュヌヴォワの小説『Rroû』を原作に大胆に脚色・・・との事だが、未読なので良く分からない。
 両親の離婚だとか、山の別荘の近所に住むヒロインが"魔女"と呼ぶ芸術家との交流とか・・・多少は物語があるが、基本は「女の子が野良の子猫を拾ったよ」という・・・それ以上でも以下でも無い子供向けの動物映画。

 しかし流石に山猫はいないが、日本の里山とそう変わらないはずのフランスの山里(アルザス・ロレーヌ地方のヴォージュ山脈)・・・なんか凄いな。
 にも関わらず、別荘に無邪気に猫用ドアとか作っちゃうんだよな、ヒロイン。外から獣は入ってくるし、都会の家猫なんざ表にだしたら瞬殺だろ・・・としか思えないのだが。

 それと、部屋に飾っている恐竜の玩具に画鋲を刺してデコっていたり、ユニコーンの角に串刺しにされたドワーフのフィギュアとか・・・一寸、空想好きのヒロインの趣味に不安を感じた・・・。

 あとね、"魔女"のたくましいノーブラ姿とか、ダジャレのセンスとかにフランス味を感じました。
木蘭

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