`死` だけども、優しく暖かなラブファンタジー
無限の世界で永遠の仕事に就く死神が、人間界で送る短い休暇。そんな彼に余命を宣告された実業家。その実業家の娘に死神が恋をしてしまって・・・そんな彼らと、取り巻く人々、やがて訪れる`別れ`までの日々をを優しく、時に爽快なタッチで描いている。
映画好き少年だった自分、当時はラブストーリなんか観ても分からないし、アクション派だったけど、でもこれは何故か中学生ぐらいの時に観た・・・とにかく無性にピーナッツバターが食べたくなる映画だったのは覚えてた(笑)
博識で威厳ある存在だが人間界で生活を送るのは初めて、そんな慣れない環境では、所々の仕草がどこか不自然であったり、子供っぽくて・・・そんな死神を「ブラット・ピット」が好演。脇を固める「A・ホプキンス」も優しい父親と実業家との顔を巧みに演じ分けている(「A.ホプキンス」といえばハンニバルがあたり役だが、個人的にはこういう、優しく、人生経験豊富な老人役がとても似合っていると感じる)
そして、何と言ってもヒロインが素敵だ!! 可憐というか美人というか・・・透き通ってる(笑)なんかちょっぴりだが「A・ジョリー」に似ていて笑ってしまった。(演じてるのはクレア・フォラーニという女優さん・・・あ、ザ・ロックの人かっ)
3時間という大作でありながら、ラジー賞にノミネートされてしまった作品であり、知名度もあまり高くない作品かもしれないが、一度観てみても損はない、隠れた良作。
人に死をもたらす死神が、人間と触れ合う事で得た物とは?
しかし・・・相変わらずブラピの物を食べる演技は独特で良い。
鑑賞日
2013/11/29