20代最後の日に観賞。
そもそも僕たちが観て育ったデジモンとは、選ばれし子供たちが冒険を通して、自分自身の道を見つけて、成長していく物語。
本作にはそのルーツがしっかりと描かれていた。
大人になりつつある、選ばれし子供達。
いつまでも選ばれし”子供”のままじゃいられない。
痛みを伴おうとも、思い出や郷愁を断ち切り、未来の可能性を選択し前へ進まなくはならない。
それが大人になるということだから。
そんな子供達の成長を最後に描く。
デジモンと共に育った当時の子供達も、皆いい大人だろう。
多くが既に選択し、その道を歩んでいるはずだ。
だからこそ、本作の冒頭にある「決められた未来をただ受け入れるほど、僕らは年老いていない」
そんなメッセージが胸に刺さる。
最後まで僕らに未来への”希望”と”光”を与え続けてくれてありがとう。
あなた達の冒険は私達にとって、幼少期の最高の思い出の一つであり、未来に向けて進む上での勇気の源です。
きっとこれからも、選ばれし子供達、そして共に育った私達の冒険は進化する。そう願いたい。