このレビューはネタバレを含みます
アンソニーホプキンスに惚れた…
ブラピが若すぎてときめきが止まらない…笑
ビルの人格はもちろん、時を重ねて来た年長者の落ち着きたるや、死に神さえも説得する力があって、めちゃ魅力的。それでも迫る死を前に時には声が荒くなってしまったり、人間味が溢れてた。説得力でいうなら病院のおばあちゃんも。やっぱり人生経験ある人は違いますな。ジョーも素直に耳を貸すからまたかわいい。死に神って理知的で素直だわ。
ブラピは文句なしの素敵で、青年(マジで役名ないのね笑)とジョーの演じ分けもよかった。
ジョーが少しずつ人間の機微を知って複雑な感情をもつようになるのも、ロボットが人間の感情を知るみたいなのに近いものがあって、溢れてくる葛藤が伝わってたまらん。恋に盲目的になるのもかわいくて、死に神をもってしても人間の心や愛ってコントロールできない神秘的なものなんだなみたいな制作者の捉え方が素敵でじわじわ味わえた。
ジョーが初めて体験する諸々への当惑とかも演技がすごくて、みてるこっちが赤面するけど、なんか人と心や体がつながるっていいなあと思わせてくれた。
スーザンとのラストの会話で出てくる言葉が、コーヒーショップマンとの会話の時からの引用とジョーとの会話からの引用が混じっていて、二人がリンクしているのがまたきゅうっとなった…
スーザンにとってこれでよかったのか、スーザンはこれでいいのか、これからちゃんと愛は育まれるのかしら、コーヒーショップマンにジョーの面影を探してしまわないかしら、っていろいろ考えちゃった。ジョーはきっと宇宙みたいな異空間でずっとこの思い出とかスーザンを触った時の記憶とかを大事に大事にするんだろうなあとか。うおー切ないがすぎる。
3時間あっという間なのがすごい。