よつ

ジョー・ブラックをよろしくのよつのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

この世で最も好きな映画が『ファイトクラブ』と『羊たちの沈黙』なので、ブラピとアンソニーホプキンスのW主演は否応なしに胸が高鳴る。

冒頭のクレア・フォーラニとブラピが別れ際に何度も互いに振り返るシーンをTwitterで見かけたのが鑑賞のきっかけ。
甘々で少し切ないラブストーリーだと思ってたら、意外とファンタジーなコメディでびっくり。
余命僅かの経営者ビルと、彼を迎えに来た死神ジョーの二人が主人公。ジョーはあろうことかビルの娘スーザンと恋仲になってしまう。ビルは生命の危機と会社の危機、愛娘の危機に立ち向かうこととなる……。

3回に分けて観たせいもあるけど、映画というより連続ドラマのようなゆったりとしたテンポで話が進む。
かと言ってダレることもなく、最後まで面白かった。濡れ場は長いが。

「好きになったのはジョーが乗り移る前のブラピなのに、顔が同じなら抱かれても良いの?」というのがずっと引っ掛かっていたが、終盤でモヤモヤが解消されて良かった。
まぁ例え中身が別人でも、あのルックスで迫られたら拒めないよね…。
死神と青年が切り替わる時のブラピの演じ分けが凄かった。

出演者の演技がみんな素晴らしかった。
父からの愛情に飢えてる長女アリソンの懸命な姿が切ない。最後は報われるかなと思ったら、パパは死の間際までスーザンのほうを優先している。
(どこかで見たことある顔だと思ったら『ミスト』の宗教ババアで、若干同情が薄れたのは内緒)

あとアリソンの婚約者が鈴木もぐらにしか見えなかった。
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