このレビューはネタバレを含みます
最近観たレザボアとかと比べるとだいぶ長尺の映画だけど、それを感じさせない映像と音楽、感動する脚本だった。
序盤のカフェのあとの2人は何度も振り返るけどタイミングがあわないまま互いに街角に消えてしまうシーンは切なくて胸に来るものがあった。
若いブラピはもちろん超絶イケメンだし、レクター博士でおなじみのアンソニーホプキンスも映画の役なのに生き様が出てんじゃないのってくらいかっこよかった。
本来人に死を運ぶはずの死神が、ビルやスーザンやその他の人々と関わっていく中で恋をして、愛という概念、生の儚さを知る、という設定が個人的にむちゃくちゃ好みだった。
ラストシーンのパーティーでビルと交わす「去りがたい」、「それが生だ」というセリフはジョーブラックが短い期間だけど人間界で学んだ様々なことや、ビルがこれまで生きてきた世界、2人ともその時が来ることを分かっていて後悔はないのだろうけど、それでも去りがたいのが人生なんだと思ってとても感動した。
その後の花火を眺めるシーンが映像も音楽も素晴らしくて泣いちゃう。ただただお涙頂戴じゃなくてこれこそが映画だろっていう作品だった。
余計に泣きました