もともと気になっている映画ではあったけど、最近の杉咲花が頭2つは抜き出ていると言う記事を読んで更に興味を持ったので鑑賞。
突然の失踪、過去に関係した人物名と過去現在を行ったり来たりする手法はよくありがちだけど、こういうのは物語に盛り上がりがなくともダラダラ観れてしまう。
市子は育った環境があまりにも酷く、そのせいかどこか暗い雰囲気を纏っている。
人間関係を作っていくことに消極的に見えるがそのわりには周りから愛されていたようだ。
市子がやって来たことは許されないけど、最後の2人の回想シーンがとても泣けた。
ただ普通の生活、小さな幸せで良かったんだよね。
そんな生活から離れなくてはならない市子の気持ちを考えると耐え難いものがあった。
確かにこの映画は杉咲花の力で生きている感がとても強い。勿論、他の俳優達も良かった。
演技力で作品を引き上げたパターンだと思う。
評価の☆マークの殆どは杉咲花に与えたものとなった。
