野田洋次郎の表情の無さがあまりにもリアル。
なんていうか…
人ってそんなもの。
余命宣告されても表情って変わらないんじゃないかと思う。
ショックはあっても、絶望してやる気がなくなっても、普段と変わらぬ表情。
表情豊かではないこの感じがとても良い映画にしてる。
死に向き合って残した最後の絵は切なくて苦しくて…
でもとても美しかった。
杉咲花が演じる女子高生は掴みどころがなく、いつスイッチが入るかわからない面倒な子だったけど、キスシーンになるととても綺麗で、幼さに混じる微かな色気がふわっと出ていて絶品だった。
奇抜な組み合わせが良かった。
余韻が残る作品。