サラダバー

市子のサラダバーのレビュー・感想・評価

市子(2023年製作の映画)
4.3
オープニングとエンディングで同じ景色の見え方が変わるいい映画

市子のような境遇って実は珍しそうで珍しくない。
日本では子どもの6人に1人が貧困家庭で育っているというし、シンママの家庭も多い。
誰もが陥る可能性のある窪みにハマった市子の人生は破滅へと向かってしまう。
そんな状況下でも「普通の人生」を生きたいと願う市子の姿に胸を打たれる。

残念な点
回想シーンが冗長に感じた
適役とはいえないキャスティングが目立った