このレビューはネタバレを含みます
「生きる事」と「幸せになる事」の天秤を描いたような作品!
(どちらかしか選べない市子の境遇が悲劇)
噂に違わぬ良作!
凄い惹き込まれました!
杉咲花さんの控え目なキャラクターでありながら、
醸し出す「異質感」は細かな描写の積み重ねからなる表現かなと思います!
(咀嚼がやけにゆっくり!)
ミステリーとしても不穏な空気を感じながら
「市子」の正体、そして思考にまで想像を膨らませられる
良い展開!
(回想のキャラクターが基本1ターンで"通り過ぎて行く"希薄さも感じる)
ラストの展開、素晴らしいです!
(これは舞台版も俄然、観たくなる!)
※ケーキ屋の夢を諦めた理由だけが明確に分からず気になってます…