RAMRIDER

市子のRAMRIDERのレビュー・感想・評価

市子(2023年製作の映画)
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杉咲花さん若葉竜也さんとてもよかった。構成も好きなタイプの作品。

ネタバレではないと思うけど念のため。


この映画で起きている出来事は「環境的にそうするしかなかった」のラインを軽くこえているので300日問題とかヤングケアラーについての社会メッセージよりも犯罪娯楽作として楽しむ映画かなと思った。

どんな罪を犯した人にも属性があり、そこに因果を求めた描写は必ず誰かしらを傷つける、ということについて最近よく考える。ヤングケアラー、LGBTQ、貧困、なんでもそうだけど、男性だって全員がそんなじゃないよ、とも少し思うし、そういう観客を相手に映画をつくるのは大変だろうなあ、とか。怪物の一連の議論でも同じことを思った。

証言者の人たちの東大阪とか和歌山っぽい訛りの関西弁の演技がものすごく気になってしまいそこだけ集中しきれなかった。多分友近「知りすぎた女」を最近みたせい。←とても面白いです。YouTubeでみれる。おすすめ。

監督の他の作品も観てみようと思います。
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