RAMRIDERさんの映画レビュー・感想・評価

RAMRIDER

RAMRIDER

映画(1980)
ドラマ(4)
アニメ(0)

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.5

災害・クライシスを正義感あふれるイ・ビョンホンが市民たちと乗り越える物語かと思いきや、「ポストアポカリプス」的な人間の悪い面をみせられる好みの方向性。イ・ビョンホンが小汚くて悪いやつなのも新鮮でよかっ>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.6

ミア・ゴスの顔芸が素晴らしかった。前作よりシンプルで見やすくてすき。

ライド・オン(2023年製作の映画)

3.8

先月観た記録し忘れ。感想はソフトか配信で見直してあらためて書きます。あのシーンは今年1「ずるい」と思った。

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

前日譚を意識しすぎると答え合わせみたいな鑑賞の仕方になっちゃうので単体の作品として楽しく観た。ジョージ・ミラーの新作でマッドマックスの世界観に浸れるというだけで十分満足。

気になったところ
・フュリ
>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

3.8

オッペンハイマーと合わせて今年の2大「無関心が引き起こす恐怖を描いた映画」という感じ。

観る前は「たまたまアウシュビッツ収容所の隣に住んでいた裕福で善良な家族」ぐらいを想像していたのだけど、ど真ん中
>>続きを読む

レイクサイド マーダーケース(2004年製作の映画)

3.4

これ全然チェックしてなかった。2000年代の邦画サスペンスのいいところも悪いところも詰まった味のある映画だった。

キャスティングが豪華で少し若い頃のベテランが観れるのはいいところ。Jホラーブームの名
>>続きを読む

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.9

もう少しレアな判例や不動産にまつわるトラブルや詐欺を題材にしてくれたらな、という希望はあるけど基本銀行員と不動産が出てくる映画に弱いのでどうしても点数が甘めに。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.7

韓国で撮ってもちゃんと是枝監督になっててすごいなと思った。洗濯で韻を踏むシーケンスの数々、クリーニング屋、風呂(に入る、入れない))、そしてあのめちゃめちゃ美しいコイン洗車のシーン。

是枝監督の「空
>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.7

主要キャストはみんな声で選んだんじゃないかっていうぐらいアニメの声優さんたちとよく似てたなー。

アニメの実写は原色のウイッグや現実界にない変な服着せるよりオリジナルの声優さんに似た発声をできる人を探
>>続きを読む

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.6

実在する中学2年生全員に密着してドキュメンタリを撮るってもうそれ自体が実験映画だと思う。配信、販売の予定なし、という触れ込みにつられて観た部分もあったけど、それだけの価値はあった。上映前後のSNS等に>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

IMAXで観たことをちょっと後悔するぐらい「音」がおっかなかった。日本人にはつらいシーンもあり、どんな気持ちで観たらいいんだろう、とか思いつつしっかりエンターテイメント作品としても楽しんでしまいました>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

本上映時期にどうしてもいけなくてStrangerにて。

もうこの映画観たあとだと漫画の続きを読めなくなるかもと思うぐらいよかった。仙台パートを大胆ににカットしつつ単行本に入ってたインタビューシーンみ
>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

-

杉咲花さん若葉竜也さんとてもよかった。構成も好きなタイプの作品。

ネタバレではないと思うけど念のため。


この映画で起きている出来事は「環境的にそうするしかなかった」のラインを軽くこえているので3
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.0

劇場で見逃してしまった「怪物」やっと観た。

率直な感想としては、是枝監督がこんな普通に面白い映画を撮っていいの?という感じだった。サスペンス要素があって、謎解きがあって、時系列がいじられていて、みて
>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

いぬ映画としてはかなり高得点にしたい!

世間の評価を抜きにすれば俗物の自分は「ゴーン・ガール」「スリー・ビルボード」とかのほうがすき。

じわじわと思い返して面白くなる映画だけど、司法の不確かさ、真
>>続きを読む

WILL(2024年製作の映画)

4.0

2023年の最優秀作品賞はWinny、最優秀主演男優賞はでっくん。

狩猟という行為が抱える矛盾がさまざまな形で対比され、最終的に人間が生きていることの意味へと繋がっていく。

とても良かった。

>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

-

ほぼほぼ生活圏内がまるっと舞台なので自宅から現場、現場から現場への距離が頭の中で計算できちゃう。この下道(したみち)でもすぐ着く距離をお気に入りのカセットデッキ搭載の軽(多分そこそこ年式いってて自動車>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

-

恋愛哲学ファンタジーまんがだった。馬場ふみかさんの役どころがすき。

宮松と山下(2022年製作の映画)

3.6

映画の撮影シーンぜんぶ楽しいし当然主人公を追って観てる側は混乱するし、それでいてちゃんと物語としてはわかりやすいし、でとてもよかった。

時系列的には香川照之さんのスキャンダル前の作品なんだけど、謹慎
>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.9

売れない小説家の主人公が作品を評価されないことに嫌気が差し、出版社への嫌味のつもりで「黒人小説家っぽい娯楽作」を書いて送り付けたらベストセラーになってしまって...。

Amazon Primeの掘り
>>続きを読む

黄龍の村(2021年製作の映画)

-

阪元監督は女の子を可愛く撮るのがうまいと改めて思いました

福田村事件(2023年製作の映画)

4.2

人から指摘されて記録し忘れに気付いた!忙しい時期にこっそり観に行った映画は書き忘れがち。劇場で。

個人的にはさんざんお世話になってる水道橋博士が出るとあって期待+ハラハラ気分でみたけどあの胸糞悪いコ
>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

-

PMSもパニック障害も僕にとっては非常に身近でありながら自分自身は未体験の少し遠い存在。それをリアルかつ丁寧に追体験させてくれる本作は、それだけでまず存在意義が大きく、観る価値がある1本だと思う。>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

序盤で「はいはい、有害な男性性のやつね。承知してます。大丈夫です楽しめます」という感じでいたのだけどだんだんと引き込まれてあらゆる登場人物と自分を重ねながら観てしまった。

周囲の男性への悪い意味での
>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.6

SNSが社会的義憤やスカッとするエピソード(加害欲に正当性を持たせたいだけのクソ!)、役立つ豆情報にライフハックと、ほんとに「面白くない人だけが発言している」としか思えない現状において、欲望、本音、あ>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

年末年始の世界のいろいろですっかり映画を観るテンションが落ちてしまい、観た映画の記録も怠っているのですが、ひさびさにちょうどいい作品にであったので復帰しようと思いました!

人肉、食人モノは数あれど「
>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.5

年末年始も慌ただしくて今年やっと一本目。めちゃめちゃ好きなタイプの映画だしSNS各所で話題になってたので観たけど若干ハードルが上がっていたかも。タイミング的にも今観ておくべき映画の一本だと思うし、何が>>続きを読む