「ちゃんと悪人」
映画を見てて真っ先に思ったのは「気の毒な子」
でも、よく考えてみると市子はもうただの被害者ではなく立派に加害者であるということ。
市子は人生の分岐点でいつも自分の為だけの選択をしている。
本当に長谷川君と生きていく事を望めば時間はかかったとしても手に取ることは出来た未来だった。
でも市子が選んだのは他人と入れ替わる人生。
自暴自棄になった少女はどこか市子に容姿が似ていた。恐らくそういう指示だったのだろう。
おまけに自分に都合の悪い人物は殺害して安全性を確保している。(想像込み)
歩んできた人生がそうさせてるのかもしれない。
でも、この映画をみて市子を可哀想だとは思えない。
もうこれはただの殺人事件。