はやす

市子のはやすのネタバレレビュー・内容・結末

市子(2023年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

文鳥飼ってるから、急に文鳥出てきて嬉しくなっちゃった。

人と一緒に生きて温もりを感じていく幸せを感じながらも、婚姻届に書ける戸籍がないから逃げ出すしかなかったの、辛すぎる。プロポーズの涙は嬉しさだけじゃなくて、もうこの幸せな生活を終わらせるしかないのだという涙だったんだなぁと思うと切なかった。
市子は味噌汁は幸せの匂いがするから好きって言ってたけれど、劇中で「食事(食べ物)」はとても象徴的に使われているなと思った。ガリガリ君も、ショートケーキも、味噌汁も、どれも市子と(搾取ではなく)対等な関係を築こうとする人たちと一緒に過ごす上での象徴として存在したように思う。

泣きながら笑って、全部流れてしまえと思うスコールのシーンがとても良かったです。
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