このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃ良かったあ。予告とポスターが良くて楽しみにしていたけど想像していたより数百倍良かった。ゆったり流れる時間も音楽も素晴らしくて久しぶりに良い映画を観たなという感じがしてとても豊かで幸せな気持ちになった。
アンガス役の男の子がこの映画の撮影が行われた学校の演劇部の生徒でこの作品が初めての映画出演だなんてとても素敵。だからこそ自然であんなに等身大のお芝居だったのかもしれない。
アンガスがスノードームを見つめるところとピアノの鍵盤を一音だけポンと鳴らすところめちゃ好き。アンガスが本当はどんな男の子なのか分かるシーンだと思った。
リディアはとても親切で優しいけど恵まれた人の優しさという感じがした。ホームパーティーのシーンでそう思った。そういう優しい人って無意識に人を傷付ける。
たくさん素敵な台詞やシーンがあるけど特に好きだったのはハナムがアンガスに「歴史は過去を学ぶだけでなく今を説明することでもある」と言うシーンとクリスマスの手作りディナーを作ってくれたメアリーにアンガスがお礼を言ったらメアリーがウィンクしてどういたしましてって言うシーン。お互いの事を更に知って絆が深まったように感じた。
ああ本当に良い映画だった。ラストはやはり悲しいけど3人の幸せを願わずにはいられないよ。
しかし「置いてけぼりのホリディ」なんて日本の変な副題は付けないで欲しかった!そんな感じの映画じゃなかった!