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これ今年のアカデミー賞戦では目立たな
かったけど、1番アカデミー好みの心に
響く系のドラマチックな作品。
ハナム先生が極端に偏屈な人で、アンガス
との触れ合いによって変わっていくって
いう内容だったら、ありきたりなストーリ
ーだったろう。
偏屈なりにも決して悪人でなく、それどこ
ろか理解力がある。
そして過去に傷を負っているといった多様
な側面がある。
そんな彼がアンガスとともに行動する中で、
互いに理解しあい、成長していくという
ハートフルながら切ないストーリー。
ストーリー全般もちろんいいんだけど、
ハナム先生が斜視っていうとこがとにかく
いいんだよな。
アンガスから「どっちの目を見て話せば
いいの?」という質問に対し、その場では
答えないものの、最後の最後で「こっちだ
よ」と。
意見が合わなかった2人の関係が成長して
いき、理解が深まったことで、アンガス
には自分のことを分かって欲しいという
絆が結ばれた瞬間に感じた。
だからこそ、ラストの言葉はさりげない
ながらも、ハナム先生からアンガスに対
する素晴らしい餞であったように思う。
これ学園ものとしては「いまを生きる」と
同じくらいよき作品。
中身は違えど、生徒と先生との絆って
今思うと何とも羨ましい☺️