Tomo

シビル・ウォー アメリカ最後の日のTomoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

🇺🇸🇬🇧
もし🇺🇸国内で内乱が起こったら?
その仮想世界において活動するジャーナ
リストたちを描いた作品。
もしの世界だから、なぜ?っていう定義は
排除してる。
そこに見え隠れする過去から現在、そして、
これからの🇺🇸像を感じるところもあるけど、
作品自体はジャーナリスト精神についてで
あろうから、深掘りしないでおこう。

とはいえ、思うとこはたくさんある作品。
もちろん、映像、音響ともに素晴らしい。
ヘリの残骸の前でリーがジェシーに話した
こと、それが自分の答えだとシャッターを
切るジェシーのシーンの意味は?
最後に思ったことをまとめてみた。

なによりこの作品の恐怖を最大限に引き出
したのは、ジェシー・プレモンズだと思う。
金髪、赤のサングラスで無表情の軍人。
トリガーを指にかける仕草が絶妙で、いつ
でも発砲しそうな威圧感と恐怖感。
そういう佇まいをしての
「どういう種類のアメリカ人だ?」という
答えに詰まる質問。
この質問とその対応に、アメリカ人に根付
くナショナリズム、つまりは白人至上主義
を今なお持ち続けてると解釈した。
もっとも、これは映画においては主観的な
表現であって、アイロニーの意味合いでは
ないのだろうが、僕的にはそういう🇺🇸は
実際にあって、それが🇺🇸のナショナリズ
ムであると思ってしまうのは否めない。

ジャーナリストは真実を伝える。
この作品の意図は違うだろうが、ジャー
ナリストがプロパガンダを発揮すれば
それが真実になり得るリスクは大きい。
だとすれば、ジャーナリストは真実の目で
自ら判断する、まさに成長を遂げたジェシー
のようにあるべきだ、とでもいいたいん
じゃないかと思わされる深い🎞️でしたね☺️
Tomo

Tomo