ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディのまうすのネタバレレビュー・内容・結末

新年1本目は良いやつ観たい！と思って観た。
とてもよかった〜！

表向きいろんな態度を取る人がいて、他人から想像しきれないその人たちの背景は、他人がジャッジできるものではない。
人のダメなところ悪いところを見せて、それなりに事件も起きるけど大袈裟にしすぎなくて。
互いの負の側面をぶつけあいながらも、想像に及ばなかったそれらを見ることで、優しさとか自己犠牲とかが自然と生まれてきてくれて、それで良い世界ってつくられるんだろうな。そこにある不器用さとか「ちょっとズレてる」みたいなのさえ良いんだと思う。

先生は職場を去らなければならなくなったけど、1人の人生を変えられたのなら教員冥利に尽きるって感じでさえあったんだろうな。
途中で帰っちゃった生徒たちがむしろ可哀想でもあるけど、全員救われてしまったら話ができすぎていてきっと刺さらなかった。

クリスマスに家族と過ごさないって、日本人の感覚じゃ想像しきれないありえなさなんだろうね。